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三陽物産
2020.9.6

横浜山手の洋館133番館の「歴史的建造物」認定を目指してまいります。

このたび、横浜の歴史を保全する活動の一環として、横浜山手の洋館133番館を購入いたしました。建物は少なくとも1930年以前の建築とみられ、明治時代に造成されたとみられる「ブラフ積み」の石垣が敷地境界に現存しております。
さらには、随所に見られる建物の構造や建具の特徴から、山手の有名な「エリスマン邸」の設計で知られる建築家「アントニン・レーモンド」が設計した可能性があります。それが事実と裏付けることができれば、歴史的発見となります。
今後、保全・活用しながら横浜市の「歴史的建造物」の認定を目指し、一般公開も検討しています。

山手地区の洋館は、関東大震災後から終戦直後に74軒建設されましたが、現在半数以下の33軒しか現存しておりません。そのうち20軒以上は民間所有のうえ維持費が高く、保全が課題となっているのが現状です。
弊社では、地元横浜のためにより多くの貢献活動をしてゆきたいと考えます。

東京新聞(2020年9月6日付)